
うかがってから かな~り時間が経ってしまったのですが
地元新聞に掲載されてから 気になっていたコチラにふらりと行って参りました。
長野県にお住まいの方なら 言わずもがな。
諏訪地方の最も顕著な特産物の一つである「寒天」の製造元です。

ひとこと ご説明させて頂きますと・・
寒天作りは、諏訪地方の農家の農閑期の副業として広まりました。
寒天の製造は、乾燥したテングサを綺麗な水で煮て、木箱に入れて固め、
戸外に並べ、1週間〜2週間の間、凍結・乾燥を繰り返します。
夜間の凍結による寒天質と水分の分離、日中の気温の上昇による
水分の融解と蒸発、これを繰り返すという仕組みです。
諏訪地方は、
・八ヶ岳山麓に位置することによる、恵まれた美しい水と空気。
・冬は日中でも氷点下から5度、
夜間は氷点下10度以下になることも珍しくない、気温。
・北アルプス等に囲まれた内陸部であるため、少雪、乾燥した気候。
このような風土的特徴は、まさに寒天作りには最適なもの。
その他、諏訪地方には強風がほとんど吹かないことも、
日干しが必要な寒天製造には適していると言えます。
※コチラ参照

少し堅苦しくなってしまいましたが
なぜ こちらに興味が沸きましたかと申しますと
掲載されていた店内のお写真が とっても素敵だったのです。
長い歴史の中で使われてきた 古道具の使い方の巧さ(*´ω`*)
古来から続く 寒天作りという手作業の特産物は
これと相まって なんて魅力的なのでしょうか。

実は 以前も書いたと思うのですが
ワタクシ その昔寒天屋さんでアルバイトをしたことがあります。
さむ~い さむ~い 冬の田畑に出て、
来る日も来る日も 生寒天を干しては返す、という作業でした。
ときどき頂けるご褒美は バケツ一杯の生寒天。
自分で 突き箱に入れて ぐにゅう~~。と絞り出して
ところてんの完成。ヽ(*´∀`*)ノ.+゚
こうして書いていて懐かしさと同時に思い出すのは やっぱり寒さです。
大変だったなぁ(*´ω`*)

ですので 寒天にはなかなかの思い入れがございます。
イリセンさんは そんな歴史を大事にしながら
体にやさしい自然食「寒天」を 若い人にもたくさん食べてもらおうと
様々な試みを進めています。この店舗もそのうちのひとつとか。
(プロジェクターも完備されています(*´ω`*) )

ご厚意で隣接する倉庫も 拝見することができました。
どこか懐かしい寒天の香りと 出荷を待つ寒天束が
時代から時代を受け継ぎながらも 変わらず居てくれることの嬉しさに
なんだか じ~~ん(´;ω;`) 感慨深い。

先代が もくもくと袋詰めの作業を。
これはカット寒天で やや難ありの商品を(品質は変わりなし)
食べやすく使いやすいように切り お得な価格で提供されているもの。
私は もっぱらコレを愛用しております。(*´ω`*)
(通販もあります。下記URLを参照ください)

お店では 様々なタイプの寒天を 量り売りされているので
必要なだけお求めいただけます。オススメ!
寒天の他にも 様々な厳選品も並びますので
古雑貨も鑑賞しつつ ゆっくりと訪れてみて頂きたいお店です。
茅野さん、いろいろと有難うございました(●´∀`●)
こちらのブログも覗いてね(*^。^*)♪
http://usakosabpo0628.naganoblog.jp/
「うさこの信州雑貨屋さんぽ。」
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「うさこ フェイスブック」
http://adzma.xsrv.jp/usacafe/
「本と珈琲 うさカフェ」
有限会社 イリセン
諏訪市大字四賀2769番地
0266-52-0342
http://www.kanten-irisen.com/index.html